【危険!?】海外治安情報!東南アジア編
海外旅行に行く際にその国の治安って気になりますよね。
世界には危険な国や都市が数多くあります。
今回は日本人にも人気の旅行先、東南アジア5カ国の治安情報を紹介します。
被害にあわないための対策、被害にあった場合の対処法なども記載していますので参考にしてください。
尚、外務省の海外安全HP、wiki、本、ニュースなどから得た情報をまとめたものですので情報が古いものもあるかもしれませんがご了承ください。
1.タイ
- 首都はバンコク。人口は約6900万人
- 東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国
- 現地通貨はバーツ。2019年12月現在 1バーツ=3.59円 100バーツで約360円位
- 主な言語:タイ語
- 主な宗教:国民の大半が仏教徒
- 平均年収:首都バンコクで140万円位 地方だと70万~100万円位になるようです
微笑みの国と呼ばれるタイ。世界的にも人気の旅行先ですよね。
僕自身も初海外旅行はタイでした。
2018年にはタイを訪れた日本人旅行者が過去最高の160万人超えという調べも出ています。
それだけ人気のタイも絶対に安全というわけではありません。
外務省が発表した海外治安情報にてバンコク、ブレアビヒア寺院周辺地域が4段階中、危険レベル1(十分注意してください)となっています。
観光客を狙ったスリやぼったくり、詐欺などの軽犯罪が多いようです。
なるべく現金は分けて保管する、時計やアクセサリーなどの高価な物は身に着けないなどの対策はしておいたほうがいいでしょう。
又、政情不安によりデモが起こる可能性もあるようです。
暴徒化する恐れもあるため、その場合はそういった地区には近づかない、デモが起こった場合はすぐその場を離れる又は、近くのホテルや、ショッピングセンターなどに避難するなど巻き込まれないようにすることです。
タイ南部、マレーシア国境付近はもっと注意が必要とのこと。
タイ南部ソンクラーは危険レベル2(不要不急の渡航はやめましょう)となっています。
その周辺地域パッタニー、ヤラー、ナラティワートは危険レベル3(渡航中止勧告)がでています。
この周辺地域はイスラム武装勢力と関係があると思われるテロ事件が多く発生しているようです。絶対に近づかないようにしましょう。
僕がタイに行ったのは2016年の年末頃、初海外旅行だったので多少の不安もありましたが身の危険を感じるようなことはありませんでした。
ただ、日本から持ってきたタバコ1カートンをバッグから盗まれました・・・
多分移動で使ったバスか船に荷物を預けた時に盗られたのでしょう。
なので貴重品はなるべく持っていかない、現金は1か所に入れないなど対策はしていったほうがいいと思います。
犯罪に巻き込まれたりその他緊急事態が起こった時のためにタイの日本大使館の電話番号と場所は調べておいたほうがいいかもしれませんね。
2.ラオス
- 首都はヴィエンチャン。人口約691万人。
- 東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国
- 現地通貨はキープ。2019年12月現在 1キープ=0.012円 1万キープで約120円位
- 主な言語:ラーオ語、タイ語
- 主な宗教:上座部仏教が6割、その他4割
- 平均年収:日本円で8万~9万円
大自然に囲まれた美しい国ラオス。世界遺産、古都ルアン・パバーンは有名ですよね。
ニューヨークタイムズで行きたい国1位にも選ばれたそうです。
僕も次の海外旅行はラオスにしようと思っています。
ですが、治安を調べるかぎり注意も必要なようです。
外務省によるとラオス全域の危険レベルが1以上あるらしいです。
首都ヴィエンチャンを中心に置き引きやひったくり、凶器を使った強盗が多く発生しており、日本人の被害者も多数でているそうです。
強盗などの被害にあった場合は抵抗せずに言う通りにしたほうが賢明でしょう。
身の安全が第一ですから抵抗せず、相手が去っていった後に警察や日本大使館に被害報告を出したほうがいいと思います。
抵抗して殴られたり、殺害された事件もあるようですので・・・
サイソンブン、シェンクワン県タートーム郡、シェンクワン県クーン郡南部、パーサイ郡中部及び南部は危険レベル2。
この辺りは特に危険で反政府武装グループが活動をしているようです。
バスやバスターミナルを襲撃されるような事件も過去に発生し、旅行客が被害にあう事件も起きているようです。
バスや車での移動の際もなるべく明るい時間帯に済ませて夜は出歩かないようにしたほうがいいでしょう。
銃器は規制されているようですが密輸などにより国内で相当数出回っているという情報もあるので旅行する際は十分注意したほうがいいと思います。
世界的にも人気の旅行先なので観光スポットなどは比較的安全だとは思いますが、万が一の可能性もあるので対策はしていた方がいいではないでしょうか。
3.フィリピン
- 首都はマニラ。人口は約1億98万人
- 立憲共和制国家
- 現地通貨はフィリピン・ペソ 1フィリピン・ペソ=2.14円
- 主な言語:タガログ語、セブアノ語など
- 主な宗教:キリスト教、一部イスラム教
- 平均年収:約50万円
フィリピンはセブ島やボラカイ島などのリゾート地が有名ですよね。
海外からの年間旅行者が2018年に700万人を超えたという情報もあります。
そんな人気観光地であるフィリピンにも危険な場所があるようです。
フィリピン全域が危険レベル1以上とされています。
ミンダナオ周辺地域は特に危険でレベル3(渡航中止勧告)が出されるほど。
ここはイスラム過激派による爆弾テロなども発生しており大変危険です。
今年6月にスールー州ホロ島にて軍事施設が2回に渡り自爆攻撃を受けたそうです。
死傷者も出ています。周辺地域もテロの可能性があるので絶対に近づかないようにしましょう。
マニラ首都圏でも身代金目的の誘拐事件が多数報告されているようなので十分注意してください。
特に金を持っている外国人が狙われる可能性が高いのでなるべく派手な格好は避け目立たないよう心掛けることが大事だと思います。
セブやラプラプなどの主要都市でもスリや強盗、ひったくりなどの被害も多数出ていて日本人が負傷する事件もあったそうなので、リゾート地だからといって油断はしないようにしましょう。
又、汚職警官による被害もあるようです。↓
動画内では面白い感じで終わっていますが、実際に自分が被害にあったらと思うとゾッとしますね。警察官も信じられなかったら誰を信じればいいんだ・・・
旅行の際は最新の治安情報を調べ、不測の事態に備えておくことをお勧めします。
4.カンボジア
- 首都はプノンペン。人口は約1500万人。
- 東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国
- 現地通貨はリエル。 1リエル=0.027円 米ドルやタイバーツも使えるようです。
- 主な言語:クメール語
- 主な宗教:上座部仏教が大半、残りはイスラム教
- 平均年収:24万~
世界遺産アンコール・ワット、プレアヴィヒア寺院が有名なカンボジア。
カジノやシェムリアップなどの歓楽街も旅行者に人気のようです。
凶悪犯罪はあまりないようですがスリなどの軽犯罪が多発しているようなので気を付けてください。
カンボジアの全域が危険レベル1となっています。
首都プノンペンを中心にバイクによるひったくりやいかさま賭博、置き引きなどが多発しているようです。
1人で行動していたり夜間出歩いていると狙われる可能性が高まるのでなるべく避けましょう。
又、昼間でも路地裏に連れていかれナイフで切りつけられ、金品を奪われる事件もあったそうなので注意が必要です。
なるべく人通りの少ない場所は避けたほうがいいかもしれません。
親しげに話しかけてくる人にも注意したほうがいいでしょう。
いかさま賭博に巻き込まれる恐れがあります。
あまり知らない人には着いていかないことです。事前に断る理由などを考えておくなど
の対策はしておいたほうがいいと思います。
犯罪以外にもカンボジアでは気を付けることがあります。
それは地雷 です。
都市部では心配はないと思いますが、地方の草むらや山の中には未だに地雷が埋まっているそうです。
2019年現在も地雷による死傷者が60人以上出ています。
間違っても足を踏み入れないように!
日本でも地雷処理を支援している所があるようです。
そこまで警戒する必要もなさそうですが、カンボジアを安心安全に楽しむためにある程度の対策はしていおいたほうがいいでしょう。
5.ミャンマー
- 首都はネピドー。人口は約5140万人
- 東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国
- 現地通貨はチャット。 1チャット=0.073円
- 主な言語:ビルマ語
- 主な宗教:仏教徒で人口の13%が僧侶
- 平均年収:日本円で130000円位
前々回の記事でも紹介したバガンが観光地として人気のミャンマーです。
世界三大仏教遺跡群の一つを熱気球に乗りながら見渡せるスポットですね。
このミャンマーの治安はというと全地域が危険レベル1以上とあまりよろしくないようです。
特にぼったくりによる被害が多いらしいです。
バイクタクシーやサイカー(サイドカーの自転車版みたいなやつ)を利用する際は気を付けましょう。最初に提示された金額以上に請求されることが多いようです。
外務省 海外安全ホームページ|現地大使館・総領事館からの安全情報 詳細
ラカイン州マウンドー、シャン州コーカン自治地帯は危険レベル3となっています。
バングラディッシュとの国境地帯であるラカイン州では度々襲撃事件が起きているそうです。
ここは過去に仏教徒とイスラム教徒による衝突があったり、武装勢力による治安機関が襲撃された等、危険な事件が多数報告されているようです。
今現在も緊張状態が続いてるようなので上記地帯及び周辺地域には近づかないようにしましょう。
2019年11月 ミャンマー北東部シャン州の山道にて海外旅行客が地雷により死亡したとの報告もあります。
又、国軍と少数武装民族組織による戦闘も度々発生しているようなので渡航はやめたほうがいいでしょう。
6.最後に
安全に海外旅行を楽しむにはやはりある程度の対策法と知識は身に着けていたほうがよさそうです。
対策まとめとしては
- 危険な地域には近づかないこと
- 夜一人で出歩かない
- あまり知らない人には着いていかない、関わらない
- 大量の現金は持ち歩かない又は、1か所に入れておかない
- 事件が起きたらすぐその場を離れる、安全な建物等に避難する
- 旅行先の最新情報を調べておく
等、出来ることは事前にやっておきましょう。
事件や犯罪に巻き込まれる確率のが低いでしょうが、万が一のことも考えておくことが大切です。
悪いのはごく一部の人間だけでそういった人はどこの国にもいます。
世界的に安全と言われている日本でも毎日のようにニュースで悲惨な事件が報道されていますよね。
ですが良い人のが圧倒的に多いことも覚えておきましょう!
この記事が少しでも皆さんの海外旅行の役に立てばと思います。
皆さんが安全に海外旅行を楽しめますように!